施設における障害者対応設備の検証と公開について

1. 趣旨

デパート、ショッピングセンター、レストラン等または他の大型施設(公共の施設も含む)を訪問し、障害者対応設備の有無、かつ、有の場合、その状況、平面の位置、広さ、補助施設などを確認し、それが介護の必要な方、もしくは障害のある方にとって使用しやすい状態にあるかどうかを画像とコメントにしてホームページ上に公開する。

その公開によって、介護の必要な方、もしくは障害のある方が事前に該当施設の状況を確認することができ、施設の選択、更に選択した施設を利用する行動計画を立てることで、安心感を持ったうえで街頭施設を訪問することができる。

施設を訪問し主設備を確認するのは、車椅子使用の障害者(介護担当同伴)で、障害者の目線で設備の使い勝手を検証する。

  • 障害者用のトイレの有無と階の位置、広さ、平面上の位置
  • バリアフリーの状況
  • 車椅子等による移動に関する導線の状況
  • ドアの種類(幅・開閉手段等)
  • 補助設備:手摺の適切な取付、その他補助用具等

上記の内容を中心として検証しホームページにて公開周知することにより、介護の必要な方、もしくは障害のある方が、安心感を持ち、かつ安全に社会生活を送ることができる。

2. 理由

このことを行うことにより、介護を必要とする方、もしくは障害のある方が前もって施設の内容を知ることで適切な選択をし、安心して行動を計画することができる。

介護を必要とする方、もしくは障害のある方が「買い物に出かける」「外で食事をしたい」などの行動を計画するときに、段差がない・通路が広い・障害者用トイレの有無等ということは重要な事である。

例えば、ある階で買い物や食事をして、いざトイレに行くという時に、エレベーターで何回も上(下)に移動しなければならないとしたら、心理的には少なからず負担がかかるであろう。また、トイレが階段の中間にしかない施設であると前もって知り得たら、少なくとも車椅子を必要とする方はその施設への訪問を検討しない。

また、健常者は、「通路が広いから」「手摺が付いているから」と安易に考えてしまいがちであるが、実際に使用する、介護を必要とする方、もしくは障害のある方からすれば、移動導線や手摺の位置で使い勝手が判断される。ただ付いていれば良い、というものではなく、現実に画竜点晴を欠く障害者用設備が見受けられるのも現実である。

介護を必要とする方、もしくは障害のある方が、社会的な生活をするにあたって負担を少なく行うことは重要な課題であり、障害者用設備に関しては、その意味において大きな位置を占めるものと考える。