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今日のつぶやき

 慶応病院でYさんは、余命1か月と宣告された。
食事が取れなくなった、来てほしいと、ケアマネ依頼があったのは、平成30年1月30日のこと。
トイレにも、一人で行っていたが、とてもだるそうだ。
日々のバイタル記録を見ると、1月に入ってから、12月末まで、60だったのが、一気に100だ。
これは異常があるな。

 彼は独居だ。同居人はいたが、彼の介護には関与していない女性それも82歳、こちらも介護って感じ。
彼は86歳、大腸がんで4年前に手術をしている。3年前にこの家に来たが、その前はサービス付き高齢者向け住宅にいた。
そこでも、一切、MRIは取っていない。

 通院している、町医者に連絡すると、休診日だった。
もっと大きな病院、石川島記念病院に行った。
ヘモグロビンHBが昨年の13と比較して、3ポイント下がっていた。
あきらかに、癌の再来を意味した。

 もともと、執刀したのは、慶応病院だった。
慶応病院には、4年行っていないので、紹介状がいると受付で強く言われた。

 早々、石川島でのデータをもって、3年通院した町医者に行き、紹介状をもらい、金曜日の2月2日に総合診療科に受診。
11時に到着したが、診察は4時に結論をもらった。
癌の転移で、肺がんの末期、右葉に転移、心臓まで浸潤している。ステージ4でこれ以上はないと言われた。
医師から、「どうして、こんなになるまで放っておいたの」と、かなり叱咤された。
1月30日以来、慶応の紹介状が肝心でしたので、3日も遅れたことを詫びたら、医師は、「よく連れてきてくれました」と、泣いてお礼を言ってくださった。

 私は社会福祉士でもあるが、ケアマネージャという仕事もしている。
患者とは言わず、利用者をクライアントと呼ぶ。

 この人は事実上、同居人はいるが、一切関与されていないので、独居でもあるし、認知もある。
妻が自殺していることもあり、子供たちの対応は冷たい。
4年前の慶応の医療費も未払いとなっていた。

 ケアマネが3年も見ていて、癌である既往も知りながら、一切のアクションを起こさない。
MRIが費用的にきびしければ、行政に相談する必要がある。
毎月、ケアマネはクライアントの自宅を訪問して、月額1万5千円のお手当を国からもらっている。

 今日、再び、医師に呼び出されたので、私は前のケアマネに聞いてみた。
私がくる、2週間前から、容体が悪化していたが、きちんとデイサービスに通わせていた。
胸水には、満々の水が溜まっている。さぞ、デイサービスは苦しかったと推察される。
毎日、バイタルを取って、記録していても、なんの変化にも気が付かない。
デイサービスでもバイタルの変化について、ケアマネには連携もない。
失礼ながら、詐欺師は命はとらないが、毎月ここまでの悪化を見逃すのは、ケアマネの責務が大きい。
独居で相談する人もなく、お金もない。少ない年金のため、生活保護も受けられない。
そういう時、ケアマネが動き、彼の人生のパートナーになってくれていたら。
私たちは医者ではない。しかし、医者ができない家庭での、健康管理は私たちの十八番なのだ。
役所も、やれ、ハンコがない、やれ、期間が違うとか、そういうばかばかしいことばかり言わず、もっと、きちんとしたプランを作成するように指導するべきだ。
今回の場合なら、長期目標、癌の再発の防止、短期目標、MRIの受診必須と入れるのは、初歩の初歩である。

 団塊の世代が医療や介護を受ける時期がきた。これを先送りしていたら、恐怖政治のようなおぞましい社会となってしまう。
隣人が困っていたら、なんなりと相談してほしい。
1万5千円は、国家の税金と、私たちの懐から出ている、公費を頂戴することを疎かにしては財政も生活も破綻してしまいかねない。